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人として接するケア 「ユマニチュード」

先日NHKでやっていた認知症のケア方法「ユマニチュード」。
フランス人のイヴ・ジネストさんとロゼット・マレスコッティさんが30年あまりをかけて作り上げたケア方法。
「ユマニチュード」=人として接するという意味のフランス語だそうです。

認知症にかかった人の中には、暴力や暴言という症状が現れる人がいますが、このユマニチュードを学んだ人に介護されると、まるで魔法にかかったように、そうした症状が消えて穏やかになります。

実際にイヴ・ジネストさんが、認知症でまわりの人も手を焼いている状態のおばあちゃんに接するのですが、本当に家族の方もびっくりするぐらい素直な本来のおばあちゃんに戻るところが放映されていました。

目線を合わせるにも腰を曲げるのではなく、膝をついておばあちゃんの目線に合わせているイヴ・ジネストさん。それを見て「膝を突き合わせる」という言葉が想い浮かびました。

そして、もう一人あるお母さんが頭に浮かんだのですが…
その方は、機嫌が悪くなったり、癇癪を起している子どもに接するときに、まさにこのユマニチュードを実践されているのだと思ったのです。
あっという間に子どもも大人しくなり、素直に自分の気持ちを伝えられるようになるのは、これと同じなんだなと思ったのです。

介護や子育てで困ったら、ぜひ一度ユマニチュードをネットで検索してみてください♪

<ユマニチュード>
●見つめること…同じ目の高さで、正面から、近くから長く
●はなしかけること…頻繁に、優しく、前向きな言葉で
●触れること
●立つこと
by sbm-okayama | 2014-02-25 19:41 | 美しい人へ